花やら団子やら〜LIXILギャラリー「海藻 海の森のふしぎ」展

 LIXILギャラリーで「海藻 海の森のふしぎ」展を見てきた。

 標本と海藻図譜を中心にした小規模な展示で、無料で見られる。海藻おしば作家の野田三千代の押し葉標本と研究用のエキシカータ標本を比べると、研究上使いやすいかは別としてどう見ても前者のほうが鮮やかでキレイだなぁとか、海藻も絵に描くとなかなか映えるほんだなぁとか、単純に面白かった。英国ではじめて作られた本格的な海藻図譜であるらしいストックハウスの図譜のタイトルは『英国の海の妖精たち』だそうで、それが展示してあったのだが、すぐそばに日本の「アオノリ」とかの図譜があり、海藻を食べない英国と海藻=うまい!の日本の食文化との発想の違いを感じた。同じものを花と感じるか団子と感じるかの差か…

 おまけ:ギャラリーのクリスマスツリー。