せんだい歴史学カフェ・歴史コミュニケーション研究会共同企画「Show must go on, History is going on. 歴史、フィクション、物語」に出席してきた。
内容はこちらにツダったとおり。
「せんだい歴史学カフェ・歴史コミュニケーション研究会共同企画「Show must go on, History is going on. 歴史、フィクション、物語」」
内容は大変面白かったのだが、「そもそも歴史とフィクションをどう分けるか」ということについて、文学・演劇プロパーの人間からするといくぶんナイーヴに見えるような議論もあった…のだが(例えばプレゼンテーション方式としての散文の特権化、とか)、どういうところがどういうふうにナイーヴなのかについては私もうまく言語化できなかった。このテーマについては、ふつうのヒストリアンと文学者だけで議論しているとステイルメイトになるので、もっと抽象的・俯瞰的なフィクション論や歴史理論の専門家を一、二人呼んできたほうが議論の見通しが格段によくなるかもしれないと思う。三回目があるらしいので、その時はそういうことをしてほしいな…あと、このテーマについては私(最近リチャード三世の発掘が行われたこともあり、歴史/フィクションという問題設定はシェクスピアリアンの間でも関心の高いテーマである)と歴コミュ研の柳原さんでまた別に何かやりましょうかという話もしているので、今後いろいろやりたい。
参考リンク:フィクション論の古典なり基礎文献的なもの