ブリティッシュ・ライブラリー'Shakespeare in Ten Acts' & 'Punk 1976-78'

 ブリティッシュ・ライブラリ−で'Shakespeare in Ten Acts'(「十幕で語るシェイクスピア」)と'Punk 1976-78'(「パンク 1976-78年」)を見て来た。
 

 'Shakespeare in Ten Acts'はシェイクスピアの没後400周年記念ということでかなり気合いが入っており、BLが持っているフォリオなどのお宝文書、ハムレットの役者ごとの独白比較など音声資料、ピーター・ブルックの伝説的な『夏の夜の夢』のフッテージなどの映像資料、ヴィヴィアン・リーが『夏の夜の夢』のティターニアを演じた時の冠などの舞台衣装や小道具まで、いろいろなものを揃えていて見応えがある。女性や人種に着目した展示があるところも楽しい。最近ハムレットを演じた女優、マキシン・ピークのプロダクションに関する資料なんかも見ることができる。セルフィーコーナーもあり。

 'Punk 1976-78'は無料展示だがこちらもすごく気合いが入っており、音声資料や映像資料はもちろん、すごい数のファンジンや雑誌を集めていて見応えがある。


 ちなみに気になったのはアンダートーンズの資料があったことである。主なパンクバンドの資料はほとんどあったのでまあ普通なのかもしれないが、ロンドンに来る前にストラットフォード・アポン・エイヴォンでストリートミュージシャンが'Teenage Kicks'を演奏していたのを聞いたばかりだったので、イギリスでは今でもかなり愛されているのだろうかと思った。