フランソワ・オゾン監督の最新作『2重螺旋の恋人』を見てきた。
完全に好みの問題なのだが、私が苦手な似非ヒッチコック+フレンチエクストリーム風味のニューロティックスリラーだったので全く楽しめなかった。個人的な趣味の問題なので、別にこれが面白いと思う人もいるとは思うが、私はこれ系の女の人が精神的な問題を抱えているというホラー映画はもうヒッチコックでたくさんなので、全然面白くなかった。これならモノクロのもっと上品なニューロティックスリラーを見たほうがいい。ベクデル・テストはヒロインと隣のおばさんの会話でパスすると思う。