新国立劇場でオットー・ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』を見た。カロリーネ・グルーバー演出」で、新国立のオペラ研修所の公演である。
話はシェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』ほとんどそのままだが、名前などはドイツ語風にだいぶ変えられている。ヴェルディの『ファルスタッフ』に比べると、ファルスタッフ(町英和)よりも陽気な女房なことフルート夫人(有吉琴美)とライヒ夫人(後藤真菜美)中心で、『こうもり』とか『メリー・ウィドウ』みたいなオペレッタに近い、軽快で楽しいコメディになっている。現代の市民スポーツクラブとか洗濯場なんかを舞台にした美術もけっこう面白く、歌も軽やかだし、大変楽しい作品だった。個人的には『ファルスタッフ』よりもこちらのほうが好みかもしれない。