美術館

「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」

Bunkamuraで「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」を見てきた。マリメッコのデザインの歴史がよくわかる展示だが、初期の下絵とかはかなりいたんでおり、この手の資料保存の重要性を感じた。激込みだったのだがほとんどお客は女性で、年…

永青文庫「仙突ワールド−来て見て笑って!仙突さんのゆるカワ絵画−」

永青文庫で「仙突ワールド−来て見て笑って!仙突さんのゆるカワ絵画−」を見てきた。たしかにかわいい絵が展示されていたが、一部屋の展示でちょっと点数は少なかったかな…帰りに新江戸川公園で写真をとってきた。

デトロイト美術館展

上野の森美術館で「デトロイト美術館展」に行ってきた。印象派〜ポスト印象派くらいを中心に粒の揃った展示で楽しめる。ただ、デトロイト美術館は街が破産したため大変な財政難であるはずで、パネルにも少しそういう説明があり、とりあえず応援しないと…とい…

「クラーナハ展ー500年後の誘惑」

「クラーナハ展ー500年後の誘惑」を見てきた。とにかくキュレーションがしっかりしていて、比較的なじみの薄い画家を現代の他の画家や日本の美術史への影響などとからめて紹介する教育的な要素と、絵が単純に個性的で見ていて楽しいという側面両方がある展覧…

大仙突展

出光美術館で「大仙突展」を見てきた。大変な混雑だったのだが、仙突の代表作が多数展示されており、ユーモアと禅の教えに満ちた画風を堪能できる。そして思ったのは、まあ当たり前と言えば当たり前のことだが、仙突の禅画というのはきわめてコンセプト重視…

国立新美術館「アカデミア美術館所蔵ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展

国立新美術館で「アカデミア美術館所蔵ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展を見てきた。ティツィアーノやティントレットをはじめとする粒の揃った絵が来ているのだが、私の好みからするとちょっと穏やかな調和を感じさせる絵が多すぎるかも…あと、絵を保…

ブタの世界〜『ピーターラビット展』

文化村で『ピーターラビット展』を見てきた。最初に私家版で出た『ピーターラビットのおはなし』を含めた原画や書簡などを多数展示しており、解説パネルもわりと充実している。ディーン・フジオカが出ている解説ビデオもわかりやすい。やたら「ビアトリクス…

グラスゴー(1)マッキントッシュめぐり

日曜日は調査ができないので、グラスゴーでチャールズ・レニー・マッキントッシュ関係の史跡めぐりをした。 まずはグラスゴー・スクール・オブ・アート(芸大)のマッキントッシュツアー。 マッキントッシュが設計した有名な建物は2014年に火事で焼けてしまっ…

テイト・モダンのジョージア・オキーフ展とバンクサイド~サザーク散策+ロンドンのごはん

ちょっと順番が前後してしまうが、こちらは旅行最終日のロンドン散策も含めたまちあるきとごはん写真。 ロンドンではテイト・モダンに行ってジョージア・オキーフ展を見てきた。かなり見応えのある展覧会だった。 在ロンドン中はグローブ座やテイト・モダン…

チジックハウスとホガースの家

チジックに行ってきた。 チジックにはチジックハウスというヴィラがある。 正直、ヴィラはあんまり展示が充実していなくてそれほどでもなかった。お庭のほうはビートルズが"Paperback Weiter"と"Rain"を撮影したところで、綺麗である。 チジックハウスの近く…

クイーンズ・ギャラリー「マリア・メーリアンの蝶」&「スコットランドの芸術家たち」

ロンドンのクイーンズ・ギャラリーで「マリア・メーリアンの蝶」("Maria Merian's Butterflies")と「スコットランドの芸術家たち 1750-1900」("Scottish Artists 1750-1900")を見てきた。 まずは「マリア・メーリアンの蝶」を見る。メーリアンは17世紀ドイツ…

サーチギャラリーのローリング・ストーンズ展"The Rolling Stones: Exhibitionism"

ロンドンのサーチギャラリーでローリング・ストーンズの展覧会"The Rolling Stones: Exhibitionism"を見てきた。 ストーンズの長いキャリアを反映し、とにかく物量で勝負という感じの展示である。自分でミックスをいじれるブースなどが用意された音源コーナ…

国立新美術館「ルノワール展」

国立新美術館で「ルノワール展」に行ってきた。「色彩は『幸福』を祝うために」というだけあって、幸福感のある展示だった。ただ、途中でダンスの海外を紹介する際、先行例としてロココのニンフのダンスの絵とかを持ち出すのはどうかなと…ブリューゲルの田舎…

京都半日散策

学会前に京都を半日ばかり散策してきた。 まずは京都市美術館でダリ展を見た。こちらはメイ・ウエストの顔を模した撮影コーナー。 入り口に「刺激的な内容」の注意書きがあり、何だろうと思ったら「アンダルシアの犬」全編上映をやっていた。これはたしかに…

カラヴァッジョ展

国立西洋美術館でカラヴァッジョ展を見てきた。卒業旅行でイタリアに行った時に必死にカラヴァッジョを見て回ったので、既に見たことのあるようなものも数点あったのだが、それでもけっこう粒のそろった良い絵がきており、これだけまとめて見られるととても…

記録とライヴの間〜『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』

『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』を見てきた。 クリス・モーカーベル監督によるドキュメンタリーで、バンクシーは全然出てこない。ほとんどはバンクシーがニューヨークで2013年10月に実施した、1日ひとつ作品を発表する「ベター・アウト・ザン・イン」の…

村上華子 「ANTICAMERA (OF THE EYE)」

タカ・イシイギャラリーで村上華子 「ANTICAMERA (OF THE EYE)」展をみてきた。「オートクローム・リュミエール」という技法を使った「撮られ損ない」のような写真を大きくして展示するものである。枠の部分が焼け焦げたみたいになっていてちょっと幽霊の断…

ボストン(7)イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館

ボストン美術館から歩いて行けるところにイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館がある。ここも列ができていて大混雑だったのだが、行ってきた。 中がすごい。 ホント、お屋敷だ。 残念ながら二階が改修中だったのだが、それでもいろいろな美術品が展示さ…

ボストン(6)ボストン美術館

ボストン美術館に行ってきたのだが、とにかくこんでいてチケットオフィスに列ができており、中に入るまで30分くらいかかった。 そしてボストン美術館はとにかくデカい。 広い空間をうまく使って、通路にも展示が。 ジョン・シンガー・サージェントのすごい天…

ボストン(4)ハーヴァード大学美術館

さて、ボストンではけっこう観光もした。ハーヴァード大学でのセッションが終わった後はハーヴァード美術館へ。 ミロ。 ゴッホ。 オキーフとクレー。 モローやラファエロ前派なんかもけっこうある。 ?!死に神と闘うトラ? これはメアリー・カサットだった…

スペイン(7)マドリードのまちあるきとごはん

最後にマドリードのまちあるきとごはんを。 ティッセン=ボルネミッサ美術館。 大作がバーンとあるわけではないが、中世から現代まで粒ぞろいの美術館である。こちらはシャルダンのネコの絵。 ソルの広場にある山桃とクマの像。マドリードの象徴らしい、が……

スペイン(5)マドリードの王宮とアルムデナ大聖堂

エル・エスコリアルから戻ってきた後、夕方にマドリードを少し観光した。 まずは王宮へ。 実は二日前に行ったらものすごい列ができていて全然入れなかったのだが、今日は土曜なのになぜかすぐ入れた。 王宮からお隣のカテドラル方面を見たところ。 階段ホー…

スペインの旅(4)雪のエル・エスコリアル修道院

四日目はエル・エスコリアル修道院に行ってきた。16世紀の建築物としてはかなりヨーロッパ全土に影響を与えたものだそうで、英国でも17世紀に王室がこの手の大きい宮殿を建てたいと考えていたということを聞いたことがあったので(こんなカトリック的な建築物…

スペインの旅(3)トレド

スペイン三日目はエル・グレコの町、トレドへ。また高速鉄道に乗車。 鉄道に乗って… 朝早いので、果報は寝て待て。 トレド駅。とても趣のある駅である。 ここからバスでトレドの旧市街に行くのだが、途中でバスが街全体を見渡せるポイントに停まってくれる。…

スペインの旅(2)城塞都市クエンカ

さて、スペイン二日目は世界遺産になっている城塞都市クエンカへ。まずはマドリードのRenfeアトーチャ駅から新幹線みたいな高速列車に乗ってクエンカに向かう。 クエンカのフェルナンド・ソベル駅。何も無い町外れにあるが、木を基調としたデザインのすごく…

スペインの旅(1)プラド美術館とソフィア王妃芸術センター

実は今日からスペインに来ている。やっと定職について2年たち、お金がたまったので、親孝行グランドツアーと称して私のおごりで両親をマドリードに連れてきているのである。 初日はもちろんプラド美術館。ベラスケスの像がお出迎え。 朝の10時に入って夕方17…

「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」

渋谷のBunkamuraで「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」を見てきた。けっこう有名な作品も来ていて満足できるが、エドワード・バーン=ジョーンズなどがわりと少なかったのは残念かも。シメオン・ソロモンの絵が来ているのは嬉しかった。

ニキ・ド・サンファル展

国立新美術館のニキ・ド・サンファル展に行ってきた。 こちらはホール前にあるオブジェ。 ここだけ撮影可になっている大仏。 とにかくカラフルで明るい女性像に充ち満ちた展覧会だった。ニキの初期の作品である射撃絵画なんかも見ることができるのだが、射撃…

三井記念美術館「蔵王権現と修験の秘宝」展

三井記念美術館で「蔵王権現と修験の秘宝」展を見てきた。蔵王権現像や懸仏、鏡像などを中心に様々な信仰のための作品が展示されていたが、たまにちょっと初心者にはパネルや展示の順番がわかりにくいかなーというところもあった。ただ、これはいつもこうい…

壁にぶつかっていくオオカミをモフりたい!横浜美術館「蔡國強:帰去来」展

横浜美術館で集中講義を実施し、トリエンナーレに関する大変おもしろいお話を聞くことができた。事務局の方々ありがとうございます! トリエンナーレについてのレクチャーの後、「蔡國強:帰去来」も見てきた。トレイラーがこちらにある。 大迫力の作品はも…