美術館

日藝資料館「演劇空間の具現者 舞台美術家古川雅之展」

学生を引率し、日藝資料館で「演劇空間の具現者 舞台美術家古川雅之展」を見てきた。小規模な展示だが舞台芸術の絵ばかりではなく模型もあり、なかなか楽しめた。

V&A、'Make/Believe: UK Design for Performance 2011-2015'展

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で、2010年代前半の舞台芸術デザインの特集展示'Make/Believe: UK Design for Performance 2011-2015'展を見てきた。 いきなり『戦火の馬』のジョーイ。 これは『魔笛』だったと思う。 編みぐるみのお菓子。 共感覚だ…

ブリティッシュ・ライブラリーの'Magna Carta: Law, Liberty, Legacy'展

ロンドンではブリティッシュ・ライブラリーでやっている噂のマグナ・カルタ展と、ヴィクトリア&アルバートでやっている舞台デザインの展覧会、Make/Believe展に行ってきた。 ブリティッシュ・ライブラリーの'Magna Carta: Law, Liberty, Legacy'展は1215年に…

ヨークシャ(2)キースリーにて、『北と南』撮影現場とキャッスル・クリフ博物館

ハワースでヒースが気味悪くて散策を途中でやめたため、けっこう時間が余ってしまった。そのため、国鉄の駅があるキースリー(Keighleyで「キースリー」と読む難読地名)を散策することにした。ここは『シャンプー台のむこうに』の舞台になった街である。 なぜ…

Bunkamura「エリック・サティとその時代展」

Bunkamuraで「エリック・サティとその時代展」を見てきた。私は実は十代の頃、ピアノの作曲とか楽典の勉強をしていてサティの楽曲分析とかをやっていたので、とても興味深く見た。コクトーやマン・レイなど、幅広い文化的潮流にサティを位置づけていて、世紀…

「資本空間 –スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.2 村上華子」

友人の作品が展示されている「資本空間 –スリー・ディメンショナル・ロジカル・ピクチャーの彼岸 vol.2 村上華子」をgallery αMで見てきた。もう使えなくなった写真の板などが中心の展示で、絵が読み取れなくなっているあたり、ちょっと幽霊のようだった。こ…

日本大学芸術資料館「戦後日本の名作ポスター展」

日本大学の芸術資料館で「戦後日本の名作ポスター展」を見てきた。一部屋だけの小規模な無料展示だが、今からするとかなり気楽な感じのある原子力の平和利用ポスターやら、やたらアイヌの女性を前に押し出したエキゾティシズム丸出しでぶっちゃけ引いてしま…

六本木ヒルズ「スター・ウォーズ」展

六本木ヒルズでやっている「スター・ウォーズ」展にやっと行ってきた。 わあい。 昔から『スター・ウォーズ』の映画を見たり展覧会を見たりしている人にはそんなに新しい情報はないかもしれないが、見所はやはりいろんなアーティストに制作してもらった関連…

国立新美術館「マグリット展」

国立新美術館のマグリット展に行ってきた。若い頃から晩年までかなりたくさん作品を集めていて見応えがあった。いろいろなモチーフを反復してどんどんスタイルを洗練させていくあたりに「継続は力なり」というのを感じた。個人的には、晩年のエロティシズム…

ドゥブロヴニク(7)旧市街の修道院

ドゥブロヴニク旧市街にはいろいろな修道院もある。一応、目につくところはだいたい回ってみた。 まずは港の側にあるドミニコ会。 フランシスコ会。 実はここ、入り口で「お金はいりません」と言われたのだが、あとから入った人はお金を払っていた。学生と勘…

ウィーン(6)セセッシオン

演劇博物館を見たあと、すべりこみでセセッシオン(分離派会館)へ。 金色のキャベツみたいなのがのっかったイカれた建物である。 側面も凝ってる。 カメ。 ここはクリムトのベートーヴェン・フリーズがあるところで、もちろんそれがお目当てである。さすがに…

ウィーン(2)美術史美術館

朝一番で出かけたシェーンブルン宮殿は午前中でどうにか見終わり、午後はウィーン美術史美術館へ。かなり混雑していてチケット売り場では並んだが、10分ほどで中に入れた。 立派な彫像がお出迎え。 内装も豪華だ。 あまり時間がないため、二階の絵画を重点的…

ウィーン(1)シェーンブルン宮殿

さて、乗り換えであいてしまった一日、まずはウィーン郊外のシェーンブルン宮殿へ。 宮殿内部は撮影禁止だったのだが、どの部屋もものすごく洗練されていてさすがハプスブルク帝国…と思った。いくつかツアーの種類があり、私はグランドツアーという40部屋く…

箱根に行ってきました

ゴールデンウィークで観光地が混み始める前にということで母が上京してきたので、終末は箱根にいってきた。 ついてすぐお昼、直吉の湯葉丼。とても上品な味だった。 お昼から岡田美術館へ。歌麿の「深川の雪」の再公開がお目当てだったのだが、大変広い美術…

ヴァンクーヴァー(5)ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館

ブリティッシュ・コロンビア大学にも行ってきた。 最初のおめあては人類学博物館。 森みたいなところにある。 イクラのオブジェ!! トーテムポールのコレクションがすごく充実してるのだが、ちょっと怖い。 他にも音を使った展示とか、ふつうの博物館ではな…

ヴァンクーヴァー(2)ヴァンクーヴァー美術館

ヴァンクーヴァー美術館にも行ってきた。 全体的にはエミリー・カーとランドン・マッケンジーの作品を並べて展示したギャラリーが良かったのだが、アイ・ウェイウェイなどを展示した中国美術のギャラリーもなかなかよかった。 おお。 上の作品の裏側。 これ…

バトンルージュ(3)ルイジアナ州旧議会議事堂&ジューバンズのクレオール料理

バトンルージュを出る前に、ルイジアナ州旧議会議事堂を見学した。 かなり立派な建物で、中はルイジアナ州の政治史についての博物館になっている。 ルイジアナの州知事・上院議員をつとめたヒューイ・ロングについての展示。全然知らなかったのだが、アメリ…

バトンルージュ(2)マグノリア・マウンド・プランテーション

調査が思ったより早く終わったため、空き時間に少しバトンルージュ観光をした。バトンルージュはあまり観光名所がなく、また車がないとほとんどどこにも移動できないので郊外の観光地には行けなかったのだが、ルイジアナ州立大学の近くにプランテーション遺…

どうして私はナイトミュージアムを愛するのをやめられないのか〜『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』(ネタバレあり)

『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』を見てきた。 主人公はニューヨーク自然史博物館の夜警であるラリー(ベン・スティラー)。ラリーはナイトプログラムの責任者に出世していたが、夜に博物館の展示品に命を与えるエジプトの魔法の石版が何らかの理由で…

文化村「ボッティチェリとルネサンス〜フィレンツェの富と美」展

文化村で「ボッティチェリとルネサンス〜フィレンツェの富と美」展を見てきた。受胎告知や聖母子をはじめとするボッティチェリの作品が多数集まっており、それだけて大変見応えがある。そのほかにも同時期の風俗画など、なかなか面白いものがたくさんてきて…

「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」

「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」を観てきた。作品はフェルメールやティツィアーノなどをはじめとして大変充実しているのだが、絵の並べ方が時代順になっておらず、いろんなスタイルの絵が雑多に並んでいる感じなのがちょ…

観客不在の美術館〜『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』

フレデリック・ワイズマン監督『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』を見た。三時間くらいある観察ドキュメンタリーである。なんかこれ、宣伝サイトがかなりいい加減で、「英国の」とか書かれているがルーヴルとかヨーロッパの他の美術館に比べて小さいだけ…

横浜美術館「ホイッスラー展」

横浜美術館で「ホイッスラー展」を見てきた。作品自体は悪くなかったように思うのだが、なんか映像の使い方なども含めて作品の並べ方がちょっとまとまりがないように思ったんだけれども…あと、並べ方のせいなのか何なのか、ホイッスラーはすごく独創的な才能…

日本の女子教育の歴史を知る〜横浜開港資料館「ガールズ ビー アンビシャス!〜横浜山手のミッション・スクール〜」

横浜開港資料館平成26年度第4回企画展示「ガールズ ビー アンビシャス!〜横浜山手のミッション・スクール〜」を見てきた。 主に現在の横浜英和、横浜雙葉、フェリス女学院、捜真、共立の前身となったような女子専門ミッションスクールの歴史をいろいろな史…

ギャラリー古藤「表現の不自由」展

大学のすぐ向かいにあるギャラリー古藤で「表現の不自由」展を見てきた。政治的理由で展示を拒否されたり自主規制を求められた美術作品を紹介するというものである。なかなか重いテーマだし、最近政治的理由で展示拒否されるものが多いという話を聞くと全く…

帰ってきた仏像男子!!〜『みんなのアムステルダム美術館へ』

ユーロスペースで『みんなのアムステルダム美術館へ』を見た。 これは世界で最も価値ある絵画が展示されている場所のひとつであるアムステルダム国立美術館の改修騒動を扱ったドキュメンタリー『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(2008)の続編である。…

東京都現代美術館「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展

東京都現代美術館で「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展を見た。チョムスキーとの対談からインスピレーションを得たイラストとか『ムード・インディゴ』の小道具などいろいろなものが展示されていて面白いが、メインはミュージックビデオとホームムービー…

東京都現代美術館「新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体」展

東京都現代美術館で「新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体」展を見てきた。踊りなどの身体に焦点をあてた展示で、体験型のものもあり、けっこう見応えがあった。監修してるのは野村萬斎。 ↓これは中に入れる作品。

六本木森アーツセンター「ティム・バートンの世界」展

六本木ヒルズの森アーツセンターで「ティム・バートンの世界」展を見てきた。 内容は絵、オブジェ、映像、写真と盛りだくさんで、いろいろな方向からバートンのイマジネーションを紹介するものだった。なかなかヴァラエティに富んでいて見応えがあった。しか…

文化村「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」展

文化村で「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」展を見てきた。近代フランス絵画がたくさん来ており、展示の内容も印象派とエコール・ド・パリの違いがわかりやすいように分類されている。個人的には私が好きなモディリアーニの絵はもちろん…