非常にきちんと作られた映画だが、物足りないところも〜『不屈の男 アンブロークン』

右翼団体の抗議のせいで日本公開がトラブったアンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』を見た。アメリカのオリンピック選手で、日本軍の捕虜収容所に入っていたルイス・ザンペリーニの伝記映画である。 とりあえずザンペリーニの人生が波…

ヨークシャ(13)サースク、ジェームズ・ヘリオットの獣医学博物館

ヨークの郊外にサースクという小さな町があり、ここにも行ってきた。 けっこう辺鄙なところだが、ちゃんと町がある。 クリケットと馬のレースが人気らしい。 サースク博物館。無料のちっちゃい博物館である。 サースクのフリーメイソンについて。 ヨークシャ…

ヨークシャ(11)ヨーク鉄道博物館

ヨークには大きな鉄道博物館がある。しかも無料である。 大ホール展示室はこんな感じ。 とにかくデカい。 若干のマッドマックス感。 下に通路が撮っており、列車を線路側から見られる。 なんだかよくわからないボロいものだが、歴史的に貴重な史料なんだろう…

ヨークシャ(12)ヨークのまちあるき

古い城壁に囲まれ、川が流れているヨークは街並みも美しく、いろいろなところに見所があるのでまちあるきも楽しい。 城壁のすぐ外にあるバー・コンヴェント。ここに泊まったのだが、修道院を改装した宿でチャペルがついており、とてもかわいらしいところだ。…

ヨークシャ(9)ヨークの薔薇戦争関連展示、フィリッパ・ラングリー講演会

ヨークはヨーク家ゆかりの土地だということで薔薇戦争関係の展示がいろいろ充実している。 ヨーク博物館前の公園。 公園ではフクロウショーも。 中に入ると、中世の吟遊詩人の生演奏が! これはダルシマー。コールリッジの「クブラ・カーン」に出てくるヤツ…

ヨークシャ(10)ヨークキャッスル博物館とクリフォーズ・タワー

ヨークにはいろいろな博物館があるが、ヨーク博物館以外にヨークキャッスル博物館というものがある。 入ってすぐ、第一次世界大戦の展示が。 臭くて狭い塹壕。 この頃使われていた、ひっくり返すと顔が変わるリバーシブル人形。 戦争終結時のいろいろな人の…

ヨークシャ(5)リポンの法執行関連博物館〜裁判所、警察と監獄、ワークハウス(救貧作業所)

リポンには法執行関連の博物館が3つもある。まずはもともと裁判所だったという裁判所博物館を訪問。 昔の法廷を見学し、過去の裁判を再現したビデオも見ることがきる。 妻から逃げるため、流刑を目的に犯罪を犯した男についてのパネル。 警察・監獄博物館。 …

ヨークシャ(4)ルイス・キャロルゆかりのリポン大聖堂をたずねて

ファウンテンズ・アビーはリポンという小さな街の郊外にあるのだが、このリポンには大聖堂がある。 入るとウサギがお出迎え!実はこのリポン大聖堂はルイス・キャロルゆかりで、私がここに来た主目的もそのためである。 キャロルのお父さんがこのリポン大聖…

ヨークシャ(3)ファウンテンズ・アビーとスタッドリー王立公園

ハロゲイトからバスを乗り継いで45分くらいのところに、ファウンテンズ・アビーとスタッドリー王立公園という世界遺産がある。 ファウンテンズ・アビーは中世のシトー会の修道院跡なのだが、ヘンリー八世によって解体され、今はすっかり廃虚になっている。 …

ヨークシャ(2)キースリーにて、『北と南』撮影現場とキャッスル・クリフ博物館

ハワースでヒースが気味悪くて散策を途中でやめたため、けっこう時間が余ってしまった。そのため、国鉄の駅があるキースリー(Keighleyで「キースリー」と読む難読地名)を散策することにした。ここは『シャンプー台のむこうに』の舞台になった街である。 なぜ…

ヨークシャ(1)蒸気機関車に乗り、ブロンテの世界、ハワースへ

コーンウォールからヨークシャに移動した。ヨークシャではハロゲイトで行われるギルバート・アンド・サリヴァン・フェスティバルを取材するのが主目的なのだが、ハロゲイトは便利なところにあるため、近隣の文学関連史跡をけっこう訪れることができた。 まず…

コーンウォール(7)食べもの+おまけ

コーンウォールはけっこう食べものが美味しかったので、料理写真を。 コーンウォールといえばコーニッシュ・パスティである。鉱山労働者の弁当として好んで食べられていた三日月型のパイで、中には肉、イモ、ターニップなどが入っている。 これはウォーレン…

コーンウォール(6)断崖に建つ海の劇場ミナック・シアターにて『リア王』

さて、ポースカーノに行ったのは今回のコーンウォール行きの最大の目的であるミナック・シアター訪問のためである。 ミナック・シアターはポースカーノの海の岸壁にたっている野外劇場だ。ロウィーナ・ケイドという女性が何人かの地元の関係者の助けを受けな…

コーンウォール(6)ヴィクトリア朝のインターネット、ポースカーノの電信博物館

ランズエンドからバスで15分くらいのところにポースカーノ(Porthcurno、すごく発音しにくい)というビーチがある。 海がすごくきれいなところなのだが、ここに電信博物館がある。 電信博物館の庭には、通信を想像させるような彫刻が。 中はこんな感じ。 ここ…

コーンウォール(5)ランズ・エンドと『ひつじのショーン』展示

コーンウォールの最終日、午前中はイングランドの西の果てであるランズ・エンドに行ってきた。 バス停の近くに、コーンウォールの有名な建物を模したモデルヴィレッジみたいなのがある。 岬。 海に思いをはせるエリン。 この標識の前で記念撮影するのは有料…

コーンウォール(3)BBCドラマ『ポルダーク』の撮影が行われたポルダーク鉱山遺跡

最近私はBBCのドラマ『ポルダーク』にハマっているので、コーンウォールの鉱山世界遺産として公開されているポルダーク鉱山に行ってきた。Poldark series1 ポルダーク シリーズ1 エイダン・ターナー BBC ≪日本語未収録≫ [PAL-UK]posted with amazlet at 15.0…

コーンウォール(2)セント・マイケルズ・マウント

コーンウォールのモン・サン・ミシェルことセント・マイケルズ・マウントにいってきた。 セント・マイケルズ・マウントは引き潮の時だけ歩いて渡れる島で、昔は修道院だったがその後は貴族の館として使用されていたらしい。モン・サン・ミシェルとは同じベネ…

コーンウォール(1)ペンザンスまちあるき

ひどい時差ボケでコーンウォールのペンザンスに到着した。とりあえずまちあるきに出かける。 海。 プラークが。 ペンリーハウス美術館・博物館。 ここはニューリン派という地元の画家の絵を中心に収集している美術館。土地柄のせいで、海に生きる人々の暮ら…

今日から渡英です

8月末まで渡英で、そのまままっすぐ帰北ですので9/4くらいまでは東京におりません。メールは見ていますが、多少連絡がつきにくくなるかと思います。

ドゥブロヴニク(11)ロクルム島

さて、最後にロクルム島の写真をご紹介。 ドゥブロヴニクから15分ほど船に乗っていく。 島に到着した。 野生の孔雀がお出迎え! オーストリア大公が島に連れてきた孔雀だそうな。 孔雀もカフェに入るのかな。 全くこの島は、平凡な人間の想像力が思いつき得…

ドゥブロヴニク(9)ロヴリイェナツ要塞

ドゥブロヴニク旧市街のすぐ外側にロヴリイェナツ要塞があり、ここは城壁と共通のチケットで入ることができる。 けっこう険しい坂があるのだが、美しい海を見ながらのぼることができる。 のぼる途中にネコがお休み中。 要塞はこんな感じ。 アドリア海に思い…

ドゥブロヴニク(10)まちあるきとホテル、ごはん

さて、ドゥブロヴニク市内の主な観光名所の写真は整理したので、雑多なまちあるき写真、ホテルやごはんの写真をアップしようと思う。 ホテル。 ホテルのテラスではしゃぐエリン。 新入りのドゥブロヴニクテディとエリン。 プールもある!すごい!! クロアチ…

ドゥブロヴニク(7)旧市街の修道院

ドゥブロヴニク旧市街にはいろいろな修道院もある。一応、目につくところはだいたい回ってみた。 まずは港の側にあるドミニコ会。 フランシスコ会。 実はここ、入り口で「お金はいりません」と言われたのだが、あとから入った人はお金を払っていた。学生と勘…

ドゥブロヴニク(8)旧市街の家々

修道院の他、旧市街にはいろいろな博物館や史跡がある。 こちらは総督邸。中は博物館になっている。 鉄の箱の展示。珍しいものだそうな。 はしゃぐエリン。 なんと、ボイデルのシェイクスピア挿絵の展覧会が。 なんだかよくわからない機械。 こちらはスポン…

ドゥブロヴニク(5)スルジ山と独立戦争博物館

ドゥブロヴニクはとても険しいところで、旧市街のすぐ裏手にケーブルカーが設置されており、スルジ山という山を3分ほどでのぼることができる。 のぼる途中。 上から見たアドリア海。 山の上に独立戦争博物館がある。 ここはホンモノの要塞を修復したもので、…

ドゥブロヴニク(6)旧市街の教会とシナゴーグ(なぜかネコだらけ)

ドゥブロヴニクの旧市街にはいくつも宗教施設がある。 こちらが大聖堂。カトリックのカテドラルである。 白を基調とした清楚な装飾。 聖イグナティオ教会。この教会は階段が入り組んだところにある。 イエズス会のものらしい。 大聖堂に比べるとずいぶんカラ…

ドゥブロヴニク(3)'Evil, Women and the Feminine'「悪、女、女性的なるもの」第七回研究集会三日目

最終日もツダってまとめた。 'Evil, Women and the Feminine'「悪、女、女性的なるもの」第七回研究集会三日目 小規模だが、大変刺激的な学会だったと思う。たどり着くまでにかなり苦労したが、来てよかった…

ドゥブロヴニク(4)城壁

さて、学会の合間に観光もちゃんとしたので、そちらの写真をアップ。まずは旧市街に入る。 城壁にのぼる。 鳩がいちゃいちゃ。 エキゾチックな風景に興奮するエリン。 城壁からネコ発見。 海が見える。 戦争よりエリンを。 アドリア海に開く小窓にすわるエリ…

ドゥブロヴニク(1)「悪、女、女性的なるもの」研究集会一日目

さて、クロアチアのドゥブロヴニクに到着し、今回の出張の主目的である'Evil, Women and the Feminine'(悪、女、女性的なるもの)研究集会に参加した。自分の発表はかなり詰め込みすぎで早口になってしまったのと、あと王政復古演劇とかおそらくフロアになじ…

ドゥブロヴニク(2)「悪、女、女性的なるもの」研究集会二日目

二日目のツダりをまとめたので、その日のうちにアップしておく。二日目も大変充実していた。 'Evil, Women and the Feminine'「悪、女、女性的なるもの」第七回研究集会二日目